なんにでもあう

たきたて白米

母に向かって「入れるより抜く方が痛いよね」と言った後にハッとした

 

最近、だいたいいつも夜の8時頃、自宅から近所のスーパーまでの道のりで母に電話をかける習慣ができました。

スーパーまでゆっくり歩いても10分ない道のり「スーパー着いたからまたね」というまでの短い時間ですが、母とのたわいもない話を切り上げるのにちょうど良く、週2回位きまぐれに電話をしています。

 

前職でもっといっぱいいっぱいだった頃は、1ヶ月に1回かけるかかけないかだったので、時間的余裕はそのまま心の余裕になるなと実感しますね。

でもその分、お金がないのでやっぱりお金も大事。どっちも捨てがたい!当たり前だけど!

 

母との電話は、私の滑舌の悪さと母の遠くなってきた耳に起因して、気をぬくと「え!?何!?」の応酬なのでハキハキ少し大きな声で話すようにしています。

 

そんな電話の最中、母が「インフルエンザの予防接種を受けてきた」という話になりました。

「この間の採血の時より痛くなかったよ」という母に対して、なんの気もなく

 

「あ〜、なんか"入れる"より"抜く"方が痛いよね〜!」

 

と、ハキハキ返しました。

その次の瞬間、私はハッとしました。

あれ?なんか、エロい話っぽくない?

 

これ、周りの人に「うわ、夜道でハキハキ痴女が喋ってる」と思われてない?大丈夫?ほんとに?

 

母の「結局、看護師さんの腕なのかな〜?」という返答もうわの空でそんな心配に苛まれていました。

 

いかん、なんか、なんか堅めの話題はないか…

そうだ!最近、咳が止まらず病院にかかった話をしよう!

 

そう決めて「そういや、咳のやつで病院いったら、咳喘息じゃないかって言われて吸う薬が出たよ」と切り出す私。

「どんな薬なの?」と返す母。

 

「なんかね、白い細かい粉を吸うんだけど、吸ったらやっぱり楽になるんだよね〜!」

 

と、ハキハキ説明する私。

あれ?なんか、ヤバイ薬っぽくない?

 

これ、周りに「うわ、ヤク中が躁状態になってる」と思われてない?大丈夫?ほんとに?

 

「へ〜」と返す母をよそに慌てた私はそれが喘息の薬〜!」と謎の後付けをして、「うん?」と母を困惑させてしまいました。

 

そんな話をしているとスーパーに着いたので、お決まりの「スーパー着いたからまたね」で電話を切りました。

 

切った後、周りをキョロキョロしてみましたが通報されている様子はなかったので大丈夫だったみたいです。

逆にキョロキョロしたことが1番不振で周りに少し警戒されました。

 

余談ですが、私は元々気管が弱く、タバコも吸ったことがないので"何かを吸う"という行為にめちゃくちゃな憧れがあり、喘息の薬を吸うのも少しわくわくしてしまいました。

あと、自分が好きな芸能人なんかがこの薬を使用している姿を想像すると"良い"という謎のフェチに目覚めてしまいました。すみません。何にかわかりませんが、本当にすみません。

 

でも咳は辛いので早く治ってくれ〜!